未来の可能性「~することができるだろう」の英語
「~できる」という可能性、「~だろう」という未来の時制を組み合わせた表現です。
1) We will be able to ship all pending backorders next week.
(入荷待ちで保留の商品をすべて来週発送できるでしょう)
willとcanという2つの助動詞を組み合わせることはできないので、1)のようにwillはそのままにして、canをbe able to~に置き換えます。より丁寧な表現としてEメールや文書でよく使われます。「~できます」という断定を回避する目的もあります。
2) I’ll be able to help you as soon as I’m done with the meetings.
(一連の会議が終わったらお手伝いできると思いますよ)
2)も、I canというより丁寧な響きがありますし、「今すぐは無理だけど会議が終わったら」という未来における可能性を強調しているとも言えます。
3) Unfortunately the director won’t be able to sign the contract.
(残念ながら、所長は契約に署名することができないでしょう)
3)は婉曲表現として使っています。can’t signというと「できません」という断定のニュアンスが入りますし、won’t signですと「決して~しません」という強い否定になります。そこでwon’t be able to~を用いて「~することはできないだろう」と語調を和らげています。
この表現は、例えば「契約の内容を見直せば」「時期を改めれば」といった条件が備わることで、署名も可能という含みを残しています。つまり「できない」とバッサリやってしまうことを避けているわけです。ビジネスではこういった言い回しをよく使います。
4) Will you be able to attend the seminar this Saturday?
(土曜日のセミナーに出席できそうですか?)
4)は疑問文です。Can you~?と聞くこともできますが、それには「~してくれますか?」という依頼のニュアンスも入るので、「~することができるでしょうか?」と未来の可能性を尋ねています。これも便利な表現です。
5) Are you going to be able to finish all that by yourself?
(それ全部、1人で終わらせることができるんですか?)
5)はwillの代わりにbe going toを使っていて、それにbe able to~が続く形になっています。こういう組み合せ方もある、ということで参考して下さい。
会話ではAre you gonna be able to~?となり、よく使います。通常、まどろっこしい言い方を嫌うアメリカ人ですが、なぜかこの表現は頻繁に言い合うんですよね。不思議です。
あわせて読む