「~に関して」を表すRegarding

Cimplex Marketing Group Inc.はロサンゼルスに拠点を置き、グローバル事業を展開する日本企業を市場調査とマーケティングの分野で支援する日系の会社です。
Regardingは「~に関して、~について」を意味する前置詞として使われます。類義語のaboutよりもかしこまった感じがありますが、知らないところで意外と使っている単語なのです。
例を見てみましょう。電話での会話です。
A. May I speak to the manager, please?
(課長にお取り次ぎいただけますか?)B. What is this regarding?
(どのようなご用件でしょうか?)A: I’m calling regarding our new products.
(当社の新製品の件でお電話しています)
Bの直訳は「これ(電話)は何に関してですか?」ということです。電話で用件を尋ねる時の定番フレーズになっています。こう聞かれたら、I’m calling regarding~のように返すといいでしょう。
Eメールでは、以下のような文面を良く見かけます。
2) Regarding the contract, we would like to extend the terms.
(契約に関してですが、期間を延長したいと思っています)
冒頭にregardingを持ってきて「~に関してですが」と切り出し、その後に用件を続けます。日本語でもこういう言い方をよくしますよね。
3) I have a few questions regarding the technical issues.
(技術的な問題についての質問があります)
3)のように、純粋にaboutの代わりとして使われることもあります。
Eメールの件名欄によく“RE”と入っていますよね。これはregardingの省略でつまりは「件名」のことです。ビジネスレターやファクス送付用紙にもよくRegardingやReと入っていて、その後に件名が書かれています。
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