Receipt(レシート)の意味 英語では「領収書=レシート」
「受け取る」を意味するreceiveの名詞で、「受け取ること」と意味するのがreceiptです。pが無声なので発音は“レシート”となります。そう、日本語にもなっているレシートです。
お金に関連して使われることが多く、「受領、領収、領収書」といった意味があります。日本にはレシートと別に発行する領収書がありますが、これは日本独自の習慣ですので、欧米では「レシート=領収書」になります。
1) Can I have a receipt?
(領収書をもらえますか?)
アメリカでも経費の精算のために領収書が必要なので、よく1)のように言います。
2) Would you like your receipt in print or by email?
(紙とメール、どちらの領収書がよろしいですか?)
最近は紙に限らず、電子ファイルで送る領収書も増えました。そのため小売店で2)のように聞かれることがよくあります。
一般的にreceiptを「レシート、領収書」の意味で使っていますが、正確にはreceipt of payment、つまり「支払い受領書」のことを指します。receipt of orderといえば「受注書」ですし、receipt of documentsで「書類受領書」となります。
3) Payment is due upon receipt of invoice.
(請求書受領後の即時払い)
3)のように、upon receiptというフレーズをよく使います。「受け取り次第」という意味で、ビジネスの重要語彙です。請求書(invoice)の支払期限にこう書かれていたら、「受領後即時払い」を要求しているということです。ちなみに、Dueは締め切りや期限を表します(関連記事:締切や期限をという意味を持つdueの使い方)。また、主に文書で以下のような表現も一般的です。
4) We will contact you upon receipt of the form.
(用紙を受け取り次第、ご連絡します)
「受け取ったらすぐ」はas soon asのような接続詞を使ってセンテンスをつくりたくなりますが、3)のようにupon receipt of~でシンプルかつプロフェッショナルな表現が可能なのです。
関連語としてrecipientという頻出単語も覚えてしまいましょう。お金に限らず広く「受け取る人」を意味します。例えば、手紙の「受取人」、メールの「受信者」、年金の「受給者」など。発音は“レシピエント”です。
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