「上から目線」を英語で表現すると?
「上から目線」というフレーズが定着しましたよね。他人を上から見下した言葉や行動を表す俗語です。これにぴったりなのがcondescendingという単語です。例文を使って見ていきましょう。
condescendingを使った例文:
1) Watch what you say. That statement sounded condescending.
(言葉に気をつけて。今の発言は上から目線に聞こえます)
このcondescendingは「人を見下すような、憐れむような、慇懃無礼な」という意味を持つ形容詞です。英語の辞書を見ると、”superior”な感覚を持つことと書かれています。“コンディセンディング”と発音します。人に対しても、1)のようにstatement(発言)などに対しても使われます。
まさに日本語の「上から目線」にぴったりです!
2) I’m so concerned about her condescending attitude.
(彼女の人を見下したような態度が気になってるんだ)
2)のようにcondescending attitudeで「人を見下したような態度」です。また、相手が自分より弱い立場、下の立場だという思いから、わざと親切にしたり、慇懃無礼に振舞ったりすることも、この単語で表します。なお、ここで使っているconcernedは、「懸念して、心配して、憂慮して」を意味するは不満を示したり、相手の過失を指摘する時に使える語句です(参考記事:懸念や危惧を表すconcerned)
3) How can I avoid sounding condescending?
(上から目線と思われないようにするにはどうしたらいいですか?)
「~と思われないようにするにはどうしたらいいか?」は日本語でよく言うフレーズですが、このまま英語にするのは無理があります。そこで3)のように「どうしたら~のように聞こえるのを避けられるか?」と表現します。
「~だと思われる」という日本語は、「~のように聞こえる」としてsoundを使うとたいてい上手くいきます。見た目に関することは「~のように見える」であるlookを使います。
4) Do you think I’m condescending when it comes to art?
(私って芸術のことになると上から目線?)
例えば自分以外の人をcondescendingで表す時は、3)のようにsound condescendingとして「見下したように聞こえる」と言うほうが無難です。You are condescending.と断言するのはよほどの注意が必要です。ですが、自分のことなら4)のようにI’m condescendingとストレートに言っても大丈夫です。
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