Net 30 Daysって?GrossとNetの違い

NetとGrossの意味

Cimplex Marketing Group Inc.はロサンゼルスに拠点を置き、グローバル事業を展開する日本企業を市場調査とマーケティングの分野で支援する日系の会社です。 

Grossとnetは相対的に使うことが多い単語です。ビジネスシーンでも本当によく出てくるのでセットで覚えておきましょう。

1)のようにgrossは「総計の」という意味があります。Pay(給与)で考えてみると、何も引かれていない総額を指します。一方、netは「純の」という意味があり、税金や積み立てなどを引かれた「手取り」ということになります。

1) gross pay / net pay
(給与総額 / 手取り)

会計用語としては2)のように使い分けています。企業の総売上高がgross salesであり、そこから支出を引いて残った純利益がnet profitとなります。

2) gross sales / net profit
(総売上高 / 純利益)

3)は「GDP」として知られる指標ですね。国内で生産された付加価値の総計です。もう1つ、gross national product(国民総生産)という指標もあります。

3) gross domestic product
(国内総生産)

4)は支払いの条件として請求書(invoice)でよく見かける用語です。Net、つまり売上総額から前回の支払いや割引分を差し引いた額を30日以内に支払うという意味になります。NET 30と記載されていることも多いです。

4) net 30 days
(30日払い)

アメリカでは、企業間(B2B)取引でnet~(15, 30, 60など)の支払い条件が導入されています。支払い期限を決めるのは受注側であることが多く、日本のように発注者が「月末締めの翌25日払い」といった締め日や支払い日を指定するのは一般的ではありません。

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「請求書」に適切な英語はinvoice
経理の必須語「払い戻し」を意味するreimbursement

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Miyuki Sato

ロサンゼルスに拠点を置くマーケティング会社、Cimplex Marketing Group, Inc.の代表。専門は市場調査。在米20年以上、英語学習の本を4冊出版している。当ブログではビジネス英語に関する記事を多数投稿。