「仕方がない」は状況で表現を使い分ける
日本語で「仕方がない」というフレーズを頻繁に使いますが、英語で表現するとどうなるでしょう?実は用途が広すぎるフレーズなので、状況によって表現が変わってきます。
1) I’ll finish the task instead since no one else is available.
(誰も手が空いていないので私が代わりに仕事を終わらせましょう)
いきなりぶっ飛んだ例文になってしまいました。「仕方がない」の部分を「手が空いてる人がいない」と表しています。このように、英語ではなんで仕方がないのか理由を説明する状況がよく発生します。それをまず頭に入れて下さい。安易に「仕方ない」と発言しないように心がけたいですね。
2) Fine. There is no other option.
(分かりました。仕方がないですね)
「仕方がない」はつまり「ほかに方法がない」という意味ですよね。それをダイレクトに表現するには、2)のようにno other optionと言うことができます。ほかにもThere is nothing we can do.(どうすることもできないね)のような表現もあります。
3) We can’t help the traffic in the morning.
(朝の渋滞は仕方がないんです)
3)のようにcan’t helpで「避けることができない」という表現もあります。
4) It is what it is.
(仕方ないねー)
4)は決まり文句ですがかなり高度な使い方になります。直訳は「それはそれであるところのものでしかない」で(笑)、言い換えると、それ以上でもそれ以下でもないということです。
会話での使い方はこんな感じです。
A: I can’t believe how expensive this label is.
(このブランドの値段、ちょっと信じられない)
B: Well, it is what it is.
(うーん、でもそれはそういうものだから)
ちょっと変形でこんな使い方もあります。
A: She stood me up again! She is horrible!
(彼女にまたすっぽかされたよ!彼女はサイアクだ!)
B: She is who she is.
(仕方ないよ、そういう人間なんだよ)
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