「お勧め」にrecommendationという単語がよく紹介されていますが、これは「推薦、勧告」といった意味が強く、会話ではちょっと大げさな感じがします。
例えば、いろいろな商品やサービスがあって、その中から担当者のお勧めを聞く場合は、こんな表現が適切です。
1) Do you have any suggestions?
(何かお勧めはありますか?)2) Which one do you suggest?
(どれがお勧めですか?)
suggestは「提案する」と習いますが、「勧める」にも当てはまります。会話でよく出てくる単語です。
3) Can you advise me on which wine to select?
(どのワインがいいかお勧めしてくれますか?)
adviseは「アドバイスする」という動詞で、adviceとは綴りが異なります。直訳は「どのワインを選ぶべきかアドバイスしてくれますか?」ですが、実際はそれほどかしこまったニュアンスはなく「お勧めして下さい」に近いものがあります。
recommendationは例えば、Letter of Recommendation(推薦状)のようにフォーマルな使い方をします。letter of suggestionとは言いません。
suggestの類語としてpropose(提案する)があります。ビジネス上の「提案する」はproposeを使うことが多いですね。裏付けデータや専門的な見地に基づいた提案はsuggestと区別しています。proposal(企画書)という単語は日本でもよく使うと思います。
4) What do you think about the proposal I showed you?
(お見せした企画書についてどう思いますか?)
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相手の意見を聞く「どう思いますか?」という表現
「~ではないかと思う」という表現
「紹介を受ける、紹介される」の表現