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Contingencyの意味:不測の事態、成功報酬

Contingencyの意味

ビジネスでよくcontingencyという言葉を使います。「不測の事態、偶発」がもとの意味ですが、お金に関連すると少し使い方が変わって来ます。

1) We will need to include an extra 10% in the budget for possible contingencies.
(不測の事態に備えて予算に10%を追加する必要があります)

1)は「不測の事態」として使っています。数えられる名詞なので、ここではpossible contingenciesと複数形で「可能性のある様々な不測の事態」となっています。

contingencyに似た単語にemergencyがありますね。前者が「不測の事態」なのに対し後者は「緊急事態」を意味します。

2) Our office is willing to work on a contingency basis.
(当事務所は成功報酬制での依頼もお引き受けします)

2)のように、contingencyは依頼に対して満足の行く結果が出た場合にのみ、支払いを行う仕組みを指します。「成功報酬」ということですね。弁護士に特有の用語で「裁判で勝訴したら支払う」という意味ですが、最近は他の業界でも成功報酬として使うようになっています。

contingencyと似ている単語にcomissionがあります。売上高に応じて支払う報酬、つまり「歩合」です。日本語でもコミッションと言いますね。contingencyはうまく行ったら100、行かなかったら0の”all or nothing”的な報酬であることが多いですが、commissionはうまく行った分の一部を受け取る形です。

3) Clients are subject to pay the basic fee and contingent fee.
(お客様は基本料金と成功報酬を支払うことになります)

3)のcontingentは形容詞で「不測の、偶発の」という意味ですが、やはりお金に絡むと「成功に基づいた」を意味することが多いです。

あわせて読む:

「給与」「ギャラ」「歩合」「印税」など、報酬に関する語彙

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