何かを「実行する」、例えば計画や提案などと組み合わせてビジネスの場で使いたいのがimplementという単語です。executeもほぼ同義ですが、こちらは「死刑を執行する」という意味もあり、あまり使うのを好まない人がいます。
1) Let’s discuss how we will implement the plan.
(計画をどのように実行するか話し合いましょう)
1)のようにimplement the planは「計画を実行する」として非常によく使います。行動に移すということですね。
2) The government is urged to implement economic measures in the disaster area.
(政府は被災地での経済対策を実行する必要に迫られている)
2)のmeasuresは「対策」という名詞で、これもimplementとよく組み合わせて使います。implement economic measuresで「経済対策を実行する」となります。urgeは「駆り立てる」という動詞で、be urged to~で「~する必要に迫られて」となります。
3) We cannot avoid a delay in implementation of the alliance.
(我々は提携実施の遅れを回避できない)
3にあるように、implementの名詞はimplementation(実行)です。これもビジネスで頻繁に使われる単語です。software implementation(ソフトウエアの実装)、system implementation(システムの実装)など、技術面でも使われることが多いですね。
good in theory bad in execution
英語にGood in theory, bad in execution.という決まり文句があります。「机上の空論」に似たフレーズで、机上では良く見えた計画だが、実行してみると良くなかった、やり方が良くなかった、という意味です。
executionはexecuteの名詞形で「実行」という意味ですが、動詞と同じく「死刑執行」の意味もあります。冒頭でexecuteを好んで使わない人もいると書きましたが、この決まり文句に関しては常にexecutionとなります。
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