「明確に示す」や「分かりやすく説明する」を英語で表そうとする時、show clearlyやexplain clearlyのように動詞+副詞で考えがちですが、clarifyという動詞だけで表すことができます。
1) Can you clarify your question?
(今の質問をわかりやすく言っていただけますか?)
1)のようにclarifyは、それだけで「明確にする」「分かりやすく言う」という意味があり、clearlyのような副詞を伴う必要がありません。会議などでもよく使われる表現です。
2) Let me clarify.
(分かりやすく説明させて下さい)
2)は決まり文句として使われます。自分の発言を相手が誤解している時や混乱している時などに、こう言って要点をハッキリさせます。
Show clearlyという動詞+副詞の組み合わせよりも、clarifyという明確な定義を持つ動詞を使うほうがインパクトがあり、かつネイティブスピーカーのような響きが出ますね。
3) Our team set forth a new term goal today.
(我々のチームは今日、新たな期間目標を発表した)
3)は句動詞です。Set(置く、セットする)、forth(前方に)の意味から、「明確に示す、発表する」として使われます。日本語の訳ではなくイメージとして覚えておくといい表現ですね。
4) We should define the “market value” first in the report.
(報告書ではまず「市場価値」の定義を明確にするべきです)
4)のdefineは「定義する」という動詞です。英語では「(言葉の)定義を明確にする」「意味をハッキリさせる」としてよく使います。
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