多くの意味を持つ単語ですが、動詞としてのcreditを見てみましょう。アメリカの金融事情とも深い関連があります。
1) We will credit you with a full refund for returned merchandise.
(返品については、全額をカードに払い戻します)
1)のように、creditがお金に関する動詞として使われる時、「(口座やクレジットカードなどに)入金する、払い戻す」となります。
例えば、カードを使って買った品に欠陥があったとします。返品して返金を求める場合、現金で戻ってくるわけではなく、支払いに使ったカードに払い戻しを行うのが通常です。その行為がcreditなんですね。カード社会のアメリカではこういうことがよく起こります。
2) You will be credited with the difference of $15 within 5 business days.
(差額の15ドルは5営業日以内に口座に振り込まれます)
2)のように、be credited with~と受動態で使うことも多いです。先日、あるインターネットのサービスを購入したのですが、請求書に合計105ドルと書いてあるのに、銀行口座から120ドルが引き落とされていました。すぐBilling Department(経理部)に連絡を取ると、「システムエラーで過剰請求してしまいました」という謝罪メールが来て、そこに上記のような文が書かれていました。銀行口座に払い戻す時もやはりcreditなんですね。
3) Apply for membership now. We’ll credit 50,000 bonus miles to your account.
(今すぐ会員登録して下さい。5万マイルのボーナスを差し上げます)
3)は、航空会社のマイレージ会員の勧誘で使われるフレーズです。お金以外にも、ポイントやマイルなどを「与える」として使います。giveよりもビジネスライクな響きがあります。
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Redeemの使い方
経理の必須語「払い戻し」を意味するReimbursement